笑

僕が二丁目劇場で漫才をしてる時、「ワチャチャライブJr」というのが月2回程ありました。
いわゆる虎の穴形式のオーディションです。

毎回50組程の若手が本物のお客さんの前でネタをして二階に審査員の方が居られるんですけど、ネタの途中でもダメだったら、「ズドドーン」と音が流れてその時点で若手は「ありがとうございました」と言いながらはけて行き合格だったら 「チャラッチャッチャッチャラー」と軽快な音が鳴り1週勝ち抜きというライブで5週勝ち抜いたら「ワチャチャライブ」にレギュラーとして出演できるというものでした。

舞台裏ではどの組も必死にネタ合わせをして舞台から「チャラッチャッチャッチャラー」という音が聞こえるとより一層気合を入れて練習をしてました。
いざ舞台に出ると不合格の音が鳴り2週間考えて練習したネタが1分ぐらいで終わりました。
1日に3,4組位しか合格者が出なく5週勝ち抜くのに2,3年かかると言われるくらい過酷なものでした。 僕も2年半くらい経って5週目の合格音が鳴った時、舞台袖で思い切りガッツポーズしたのは今でも覚えています。
今思うと、笑いに対して必死に一生懸命、そして前向きに取り組んだ貴重な経験をしたと思っています。

この気持ちを忘れずに今後も仕事に取り組んでいきたいと思います。
そして何よりも良かったのが5週目の合格音を押してくれた審査員の橋本昌人さん(放送作家)とは10年経った今でも仕事上や家族ぐるみでお付き合いさせていただいてるということです。

今後も「笑いとお金」に関連するお仕事を一緒に展開していきたいと話しています。